ペペローション 温感タイプ

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ローションの話を、このサイトできちんと書くのは今回がはじめてです。
最初の一本に選んだのは、定番として長く親しまれているペペの、温感タイプ。
コンドームのレビューでも温感のものを扱いましたが、ローションの温感はまた勝手が違うはず。
冬の夜の冷えた空気のなかで、わたしの体感を確かめてみました。
なお、ケア用品のレビューでは「なじみ・伸び・香り・ベタつきの少なさ」の4つの軸で見ていきます。
結論から言えば、これは冬のための一本でした。
手にしたときの印象
ボトルは飾り気のない実用的なつくりで、ワンタッチで開くキャップは片手で扱えます。
夜の途中で両手がふさがらないのは、ローションの容器としていちばん大切なことだと思います。
手のひらに出してみると、とろりとした透明の液で、糸を引くようななめらかな粘度がありました。
とろみは強すぎず、ゆるすぎず。
指先でのばした時点で、扱いやすさの予感がありました。
片手で開け閉めできるかどうかは、実際の夜には想像以上に大きな差になります。
ボトルの大きさも枕元に置いて邪魔にならない範囲で、キャップの閉まりが確かなので、しまっておくときの不安もありません。
色は透明なので、寝具についても目立ちにくいのは、地味ながら助かる性質です。
使ってみた体感

なじみ
肌にのせると、体温にゆっくり溶け込むようになじんでいきます。
そして名前のとおり、わたしの体感では、じんわりとしたぬくもりがあとから静かに立ち上がってくる感覚がありました。
劇的な熱さではなく、冷えた肌がほどけていく程度の、穏やかな温度感です。
冬の夜、ローションのひんやり感が苦手だった身には、この最初の印象の違いだけでも、選ぶ価値がありました。
ぬくもりの感じ方には個人差があると思うので、劇的な変化を期待するより、ひんやりしない、くらいの心持ちで試すのがちょうどよいと思います。
肌の上で温度が立ち上がるまでのわずかな間も、悪くない時間でした。
待つことも含めて温感なのだと思います。
伸び
伸びのよさは、この製品のいちばんの美点だと思います。
少量を手に取っただけで、驚くほどよく伸びて、広い範囲をなめらかに覆ってくれます。
途中で乾いてきたら、少しの水分でまたなめらかさが戻るのも、水溶性ならではの扱いやすさでした。
一本の減りがゆっくりなので、気兼ねなく使えます。
量の加減がつかみやすいのも初心者向きで、まず少量から、と覚えておけば失敗がありません。
途中で継ぎ足す回数が少なく済むのは、時間の流れを切らないという意味でも大切なことです。
香り
香りは、ほぼ無香に近いのですが、顔を近づけると、原料由来と思われるかすかな匂いを感じました。
使っている最中に意識へ上ってくるほどではありません。
ただ、香りにとても敏感な方は、心に留めておいてもよいと思います。
香りを楽しむ製品ではなく、香りが邪魔をしない製品、という位置づけです。
使い終えて洗い流したあとに、香りが残ることもありませんでした。
ベタつきの少なさ
水溶性ローションの宿命として、時間が経って乾いてくると、肌に少しべたつきが残ります。
とはいえ、後始末は簡単で、濡らしたタオルで拭くか、洗い流せばさらりと落ちてくれました。
使っている最中の快適さと、終わったあとのひと手間。
その差し引きを分かったうえで付き合う製品だと思います。
べたつきは弱点というより、水溶性という性質の裏返しです。
枕元に濡れタオルをひとつ用意しておくと、後始末の億劫さはほとんど消えます。
小さな準備が、夜の終わりの気分を守ってくれます。
合う人、合わない人
冷えが気になる季節にローションを使いたい方、ひんやりとした感触が苦手でローションを遠ざけてきた方には、まっすぐおすすめできる一本です。
伸びのよさと手頃さで、はじめてのローションとしても選びやすいと思います。
一方で、温感という個性そのものが不要な方には、同じシリーズの標準タイプのほうが素直です。
また、べたつきをどうしても避けたい方、後始末の手間を最小にしたい方には、性質の違うシリコンベースのローションという選択肢もあります。
そちらは別の記事で書く予定です。
玩具と合わせて使いたい方にも、水溶性は素材を選ばず使いやすいので、最初の一本として安心だと思います。
おわりに
ローションは、道具というより、夜の空気の調味料のようなものだと思います。
温感タイプは、その名のとおり、冷えた夜をひとさじだけあたためてくれる一本でした。
定番と呼ばれるものには、定番であり続けるだけの扱いやすさが、ちゃんと備わっているのだと思います。
定番の名前に安心して、季節で使い分ける。
ローションとの付き合いは、そんなふうに始めるのがよいのだと思います。
ボトルひとつで夜の温度が少し変わる。
ケア用品の面白さは、そういう小さな変化の積み重ねにあるのだと思います。
次は標準タイプや、性質の違うものとも静かに比べていくつもりです。